2018年4月 7日
今度はDS3racingのエンジンO/Hです。
このシリーズのエンジンは良くピストンの棚落ちと
言う現象が起きてしまいます。
このDS3もエンジンの不調とマフラーから白煙が上がる
古典的な症状でした。
エンジンを下ろすのはそれ程大変ではありません。
クレーンで吊ってエンジンスタンドに取付します。
準備完了です。
エキゾースト側のマニホールド、タービン、エアコンコンプレッサー
などを外します。
インテーク側のマニホールド、インジェクター、スターターを外します。
これが良く壊れるハイプレッシャーポンプです。
シリンダーヘッドを外します、奥にちらっと見えるのがミッションです。
これが良くカーボンが溜まるシリンダーヘッドのインテークポートです。
次回もっと見えるように画像を上げます。
番外編クラッチとフライホール。
フライホールはセンターが5°動くダンパー構造に成っていて
エンジンの振動や急なクラッチ操作からエンジンミッションを
守ってます。
ヘッドを外した所です。向かって右が1番シリンダーです。
エンジンオイルが上がってます。
拡大すると酷いのが解ります。
これが問題のピストンです。完全にリング溝が壊れてオイルリングと
セカンドのリングが無く成ってます。
正常な方はこんな感じです。
破損した部品はいずこへと思いきや居ました、オイルポンプのフィルター
に溜まってました。
見つかって良かった?これで心起きなくO/Hへ進めます。
奇跡的にシリンダー壁は大丈夫なのでこのままピストン交換
エンジンO/Hへと進みます。